更新 2021.2.26 15:37 57

【お取り寄せ実食】 ネット通販で東北の牛乳を飲み比べてみた件

2020年2月から初夏にかけての“新コロ自粛期間”において、東北エリアで牛乳を通販した結果を良かった順に覚書。 購入基準は、「ネットショップから購入できること」と「送料込みで1本あたりの単価が500円以下になること」である。 一年近く前の感想なので、参考程度にご覧下さい。

岩手県 : 株式会社おおのミルク村 「ゆめ牛乳」

岩手県九戸郡洋野町大野で生産された生乳を、 地域の生産者たちが集まって創業した「株式会社おおのミルク工房」にて直接販売している。 オンラインショップも使いやすく、価格・送料ともに良心的な上、非常に甘く美味しい牛乳だった。 もし再び牛乳難民になったら注文すること確実。 しかも、この記事を書くにあたって再びオンラインショップを訪れたところ、限定販売として「4000リットルアイスクリーム」に、蜂蜜が加わった「ゆめいっぱいトロッとBOX」、通常商品として「ミルクプリン」「チーズプリン」が増えていた。購買意欲を刺激する仕掛けが上手な会社である。 ここの牛乳はとにかく甘いのが特徴。甘いといっても砂糖を入れているのではなく、牛乳が本来保有している乳糖の甘さが際立っていると言うべきか。 また、牛乳パックの横には生産者の女性陣が笑顔で佇む写真があり、「杜撰なことをする訳がありません」という強いメッセージを打ち出している(気がする)。 今回の牛乳通販トライアルにて、価格・送料・オンラインショップの使いやすさ・決済サービスの多様性・トラブルの無さの全てにおいて満点だったのは、おおのミルク村だけだった。 やはり、事務方がしっかりしている組織は“ちゃんとした組織”なのだな〜と痛感。 できればこのまま次世代にもしっかり対応し続けて頂ければ幸いである。 それにしても、4リットルのアイスクリーム税込み2,200円は安い。しかしいつ食べるんだ…。

福島県 : 酪王乳業株式会社 「酪王牛乳」

福島のソウルフード「酪王カフェオレ」も有名だが、「酪王牛乳」もしっかりしたコクのある旨さで飲みやすい。 むかし近所にあった店では常に酪王牛乳が置いてあり、行く度に購入していたが、その店が無くなってから何度か通販で購入していた。 酪王オンラインショップの最大の長所は、同梱でどの種類を何本買えるかを明記している点である。 1000mlサイズのみを購入するときは12本まで1箱(1口)なので、酪王牛乳3本、酪王カフェオレ3本、酪王ハイ カフェオレ3本、酪王のむのむヨーグルト3本という買い方ができるのだ。なんて素敵なユーザーフレンドリー仕様だろうか。 また、ネット価格とスーパーでの小売価格に大きな差が出ないよう、1000mlの酪王牛乳のオンラインショップ価格が235円(内税17円)というところも財布に優しい。 更に、賞味期限は「製造日+●日」と、それぞれの商品ページに明記しているため、購入する側が消費量と期間を逆算して注文できるのも助かる。 後述するが今回の牛乳通販チャレンジにおいてトラブルが少なからず発生したことから、 安定した美味しい牛乳を、手頃な価格でトラブル無くネット通販で購入できることが、どれほど素晴らしいことであるか改めて気付かされた。 ありがとう酪王乳業! また注文したら( `・∀・´)ノヨロシク!

岩手県 : 株式会社湯田牛乳公社 「湯田牛乳」「厚子」

岩手県和賀郡西和賀町にて昭和41年設立という歴史ある牛乳公社。ホームページにあるオンラインショップから購入可能。 現在はヨーグルトに注力しているようだが、定番の「湯田牛乳」、低温殺菌で生乳本来の風味に近い「厚子」、ノンホモジナイズ製法で搾りたての生乳に近い「厚子 ノンホモジナイズ」を販売している。 上述のおおのミルク村が甘さを売りにしているならば、湯田牛乳は乳脂肪のコッテリ感を売りにしているとも言えよう。 「湯田牛乳」は飲みやすく、「厚子」は少し濃い印象を受けたが、どちらも旨い。 更に、「厚子 ノンホモジナイズ」は、牛乳パックの上部に乳脂肪分が固まっており、舐めると生クリームのような濃厚さがあった。 甘くない牛乳が好みならばオススメである。 気になった所は、ネット通販に不慣れなのかもしれないが、事務方のスキルが低かった点である。 商品発送時に運送屋絡みでトラブルがあったので架電したところ、電話応対者が三転したのみならず、一回目と二回目の電話応対時には不審者の如く扱われてしまい、とても悲しい気持ちになった。 結局、三番目に電話に出た方が対応して事なきを得たものの、再び通販で購入することはないだろう。 牛乳自体は美味しかったので、どこかのスーパーで見かけたら買うかもしれない。

宮城県 : 山田乳業株式会社 「山田牛乳」

10年くらい前からネット通販で利用しており、今回の新コロ自粛ネットショップ混雑発生時も最初に通販で注文した。 ところが、前に購入した時はもっと濃い味だったのに、この時はなんかアッサリ系だった。 まあ、牛乳はナマモノで、季節や牛の状態によって味が変わるものだが、何かあったのだろうかと心配せずにはいられなかった。 とはいえ、これを切欠に他県の牛乳を購入してみよう♪と思いたち、本記事の企画が始まったので、ある意味では結果オーライ。

山形県 : ヤマラクフーズ  「ヤマラク牛乳 」「山形県産放牧酪農牛乳」

山形県南陽市で、牛乳・ヨーグルト・チーズ・たまご・健康ドリンク・寒天を宅配で定期購入できる会社。ネット通販も可能…となっている。 一連の牛乳通販で最も悲しい思いをした案件だった。原因は牛乳ではなく、WEBサイトの構成である。 まず、サイト内に送料表がなく、CGIで作られたカートシステムの最終画面で仮の送料(基本送料)が出るという、15年くらい前の仕様だった。 そのため、購入前に送料に関する問い合わせを行わねばならなかったのだが、これが非常にハードルが高かった。 どのように質問すれば良いか悩んだ末、二種類の牛乳を10本づつ注文すると仮定して「全体でどのくらい送料がかかるか」という質問を行ったところ、「●円×★梱包になります」という返事だったため、そのまま注文したのが大失敗。 商品が届いてから、ヤマラクフーズの牛乳通販における「基本送料」は、牛乳6本入り・80サイズ・750円+クール代200円+コレクト料300円の合計である1,250円となることが判明。 結果、自分が注文した数量で送料+商品価格を計算したところ、1本あたりの単価が500円以上となった(涙目)。 ちなみに、6本入り1箱で発送という説明はサイト上のどこにも無い。(酪王乳業が神に思えた) なお、味については、「山形県産放牧酪農牛乳」はあっさり系、「ヤマラク牛乳」は普通に美味しかった。 また、良かった点はダンボール箱が頑丈だったこと。棚にリメイクしたところ、かなりイイ感じになった。

【番外】 雪印メグミルク株式会社 「雪印メグミルク牛乳」

ネットスーパーが復帰したので注文。安心のコクと旨味の牛乳である。 ちなみに、雪印メグミルク牛乳は、パッケージこそ全国共通だが、製品表示を確認すると、地元の乳業メーカーが生乳を提供している。 所謂PB商品なので、地元支援のために雪印メグミルクを購入するのも有効である。

【番外】 よつ葉乳業株式会社 「北海道十勝 よつ葉4.0牛乳」

ネットスーパーが復帰したので注文。確かにネットスーパーで購入できる他の商品に比べてコクがあり旨い。 しかし、おおのミルク村の「ゆめ牛乳」や酪王乳業の「酪王牛乳」をモノサシにすると、価格の点で微妙さが発生する。 とはいえ、この価格でこの水準の牛乳を全国展開できるのは素晴らしい。

まとめ

農家直接販売系のネットショップについて全般的に言えることだが、一箱に入る量の説明が明記されていて、送料が明朗会計で、商品数が限定されており、商品のセールスポイントと生産者の思いを客観的に熱く述べているところは安心できる。

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