某組織の退会を決意し、年1回の口座振替にて会費を納入していた「ゆうちょ銀行」で口座振替を廃止する手続きを行ったところ、思ったより手間と時間がかかったので覚書。
相手方の口座名および口座番号が分かる場合
自分のゆうちょ銀行口座 → 相手方のゆうちょ銀行口座 の場合
必要なもの
- ゆうちょ銀行の通帳
- 印鑑(通帳作成時の届印)
- 相手方のゆうちょ銀行口座番号、契約者名
- 引き落としの回数(月1回●日、年1回▲月▲日・・・)
手順
- ゆうちょ銀行の窓口に行き、「●●の口座振替を止めたい」旨を伝える
- ゆうちょ銀行同士の払込廃止手続用の書類に記入し押印して提出
- 口座引落日には、停止されたか確認する
自分のゆうちょ銀行口座 → 相手方の他店銀行口座 の場合
必要なもの
- ゆうちょ銀行の通帳
- 印鑑(通帳作成時の届印)
- 相手方の他店銀行口座番号、契約者名
- 引き落としの回数(月1回●日、年1回▲月▲日・・・)
手順
- ゆうちょ銀行の窓口に行き、「●●の口座振替を止めたい」旨を伝える
- ゆうちょ銀行→他店銀行の払込廃止手続用の書類に記入し押印して提出
- 口座引落日には、停止されたか確認する
相手方の口座名および口座番号が分からない場合
自分のゆうちょ銀行口座 → 相手方又は収納代行会社の銀行口座 の場合
必要なもの
- ゆうちょ銀行の通帳
※該当する引き落としの記載が分かるようにしておく。(付箋を貼る、蛍光ペンでマークする) - 印鑑(通帳作成時の届印)
- 相手方の素性が分かるもの
※会社案内やHPのコピーなど。会社名、代表者、住所、連絡先が分かるようにしておく。
この場合、ゆうちょ銀行の窓口では情報を確認できないので、窓口⇔貯金事務センターで情報をやりとりする。 状況によっては数時間かかることもあるので注意。
調査の結果、大きく分けて3パターンになる。
- 相手方のゆうちょ銀行口座が判明
- 相手方の他店銀行口座が判明
- 相手方が依頼した代金回収会社(代金収納サービス会社)が判明
調査に最も時間がかかるのは、3. の代金回収会社に対して自動振込を行っていた場合。 その場合、ゆうちょ銀行→代金回収会社用の「自動払込利用廃止届書」を提出。 もちろん、代金回収会社の口座がゆうちょ銀行か他店銀行かによって書類は異なる。
結論
口座振替申し込み後、控は通帳と一緒に保管する。
年に1回程度の引き落としだったり、長期間続けるか分からないものなら、口座振替ではなく直接払込の方がラク。
もし、相手方が解約させなかったり、解約させない可能性が高い場合は、口座引落廃止手続きを行うと同時に、内容証明郵便で解約の旨を伝えておく。それでも揉めるようならば、法テラスで相談する。
蛇足
調べてみると、店舗がある金融機関は窓口で、ネット銀行はログイン後の画面で手続きを行うそうだ。
ふじどり様 コメントありがとうございました。 個人的な感想ですが、役所や銀行は窓口対応の方のスキル差が激しい気がします。 ゆうちょ銀行の場合、少ない人数で郵便・保険・貯金の業務をまわしている支店が多いので、その窓口の方も忙しかったのかもしれませんね(それでも口座解約はいくらなんでも極論だと思います…)。 私の場合は相手先の口座が判明するまで3時間かかり、その間は窓口を一つ塞いでいる状態となってしまい、結果的に店内の混雑を招いてしまいました。少し肩身が狭かったです(苦笑)。 ですので、ふじどり様が実際に解約手続きを行う際には、民営化前に「集配郵便局」と呼ばれた大きな郵便局か、窓口の多い(=従業員の多い)郵便局に行かれると良いと思います。最近は相続関連の問い合わせも増えているので、“時間がかかる案件”担当の方がいらっしゃる筈です。 なお、ご家族の口座であるならば、続柄にもよりますが、その方の自筆委任状が必要になるかもしれません。それに加えて、ご自身の身分証明書も必須です。 この記事のような、「●●の手続きに何が必要か」については、自分の経験した範囲内で記事にまとめたいと思います。ぜひまたお越し下さい。