前提条件というか病歴
- 2014-15シーズン インフルエンザA型罹患
- 2017-18シーズン (推定)インフルエンザB山形型罹患
- ノロウイルス罹患歴あり
- 既往症あり
経緯
2020年2月下旬 … 恐らく感染 ↓ 感染から1〜2日後 … 全身が重く、だるい感じ。(疲れただけだと思っていた) ↓ 感染から3〜5日後 … 湿った咳と喉の痛みが始まる。熱っぽさと倦怠感が続く。 既往症が悪化(疲れた時によくある程度の症状) ↓ 感染から6〜9日後 … 湿った咳〜空咳、しつこい喉の痛み(イガイガする感じ)、微熱(36.8〜37.1度)。 ↓ 感染から10〜11日後 … 空咳、喉の痛み、微熱(36.8〜37.1度)に不眠と手足の冷えが加わる。 ↓ 感染から12〜14日後 … 腹痛を感じずに連続して腹を下す。咳、喉の痛みは殆ど無し。平熱だが重い倦怠感。 ↓ 感染から15〜17日後 … 頭痛と軽い倦怠感。 ↓ 感染から18〜20日後 … 体調が戻る。 ↓ 感染から21日後 … ★再感染の疑い 1★ 喉の痛みが再発。 ↓ 感染から22〜33日後 … 既往症の悪化および関連する症状(むくみ)の発生。 ↓ 感染から34〜41日後 … 既往症の関連症状(むくみ)が悪化。顔と脚がパンパンに腫れている感じ。膀胱炎のような症状も出る。 ↓ 感染から42〜43日後 … 既往症の関連症状(むくみ)が治まる。 ↓ 感染から44〜46日後 … 既往症の薬の副作用が出たので服薬を中止。 ↓ 感染から47日後 … ★再感染の疑い 2★ 事情があって再び三密環境に陥る。帰宅後から喉の痛みが始まる。 ↓ 感染から48〜50日後 … 頭痛、喉の痛み、倦怠感が続き、既往症が悪化。 ↓ 感染から51〜52日後 … 深夜に自分の咳で起きる。湿った咳と喉の痛みが再発。 ↓ 感染から52〜55日後 … 空咳と喉の痛みが続き、腹痛を感じずに腹を下す。短時間の浅い眠りが続く。 ↓ 感染から56〜57日後 … できるだけ長時間眠るよう心がけたところ、空咳と喉の痛みが治まる。 ↓ 感染から58〜61日後 … 完全回復。既往症も悪化せず。 ↓ 感染から62〜63日後 … 再感染の疑い 3★ 喉の痛みが再発。 ↓ 感染から63〜64日後 … 空咳、喉の痛み、不眠、倦怠感。 ↓ 感染から65〜69日後 … 空咳、喉の痛み、肺の痛み、頭痛。 ↓ 感染から70〜73日後 … 空咳と喉の痛みが弱まり、腹痛を感じずに腹を下す。短時間の浅い眠りが続く。 ↓ 感染から74日後〜現在 … 若干の空咳、喉の痛みは残っているが、既往症も悪化せず、日常生活を普通に営んでいる。服薬状況
感染から3〜11日後及び65〜69日後は、様子を見ながら「葛根湯+補中益気湯」または「麻黄湯」を服用した。 「麻黄湯」は効果が強い薬なので、頓服的に用いた。 感染から22〜43日後は、既往症用の薬に加え、体調によって「葛根湯」を服用した。 併用可の薬だったものの、何らかの理由で副作用が出たため、両方の薬の服用を中止した。 感染から47日後は、再感染の疑いがあることから、寝る前に市販の風邪薬を服用した。 あまりにも酷い頭痛の場合は、頭痛薬(アスピリンまたはイブプロフェン)を服用した。 どちらも、効く時と効かない時があった。 ちなみに、37度台の熱が出たのは、最初に感染したときだけで、再感染時はせいぜい36.8度が上限だった。 (インフル時の経験から、熱を上げないように全力で対策をとったのも奏効したと思われる)考察
検査していないので実際のところは不明だが、今回の体調不良は、インフルエンザ(A・B型)やノロウイルスとも異なり、「腹痛を感じずに腹を下す」という症状が出た上、腹を下した後(=ウイルスを体外排出した後)に、いきなり既往症が悪化した。 更に追い打ちをかけるように、既往症の悪化状態が長く続き、下手したら救急車を呼ぶ羽目になるのかと焦った。 このような経緯は、自分が今までに罹患したどの感染症でも発生していなかったことから、恐らく新コロだろうと推測したわけだが、恐らくこの状態は「無症状〜軽症」に分類されるだろう。 ちなみに、2020年5月4日のSankeiBiz記事「免疫暴走で肺炎重篤化か…研究で判明 ウイルスが全身臓器に侵入 (1/2ページ)」で図解しているように、新コロの特徴が「免疫を暴走させる」ことならば、もともと弱っている部分に対しても過剰な免疫反応が起こるのだろう。ならば既往症が悪化するのも当然かと思われる。 自分は医療関係者ではないが、既往症が悪化した末に全身症状になり、重篤状態になる可能性も高いのだろう。コワイネ。 また、治ったかと思いきや復活…というか、何らかのきっかけで症状が復活するのも特徴で、恐らく自分の体内にあるのと少し異なる型のウイルスを少量取り込んだだけで身体が反応してしまうのだろうと憶測している。 上述の経緯で、あえて「★再感染の疑い★」と記したのは、症状が出る前に第三者と比較的近い距離で接した後で発症したからなのだが、恐らく彼らも自分のような無症状〜軽症の人たちだったのだろう。(ちなみにお互いマスクをしており、短時間で用件を済ませている) このようなことを書くと、「適当なことを言うな」や「やっぱり新コロ怖い」と批判がくるかもしれないが、記憶を呼び起こせば、誰しもが幼い頃に「誰かと遊んだ後に風邪を引いた」経験があるはずである。 要するに、体内に抗体ができるまでは、どんな人でも何度も小さな感染と回復を繰り返すのが生き物の宿命ではなかろうか。 そして、体力や免疫が衰えている人が、小さな感染でも重症化するのは…インフルやノロもそうでしょう、という話である。 というわけで、既往症がある方は、今まで以上に無理をせず、三年寝太郎になった気分でだらだらと過ごしつつ、少しづつ新コロ時代に身体を適応させるのがイイヨー。おまけ・効果があったこと
- うがい
- 効かないと言われているが、ウイルスを喉の下に到達させないためには有効だった。
ただし、過剰にやりすぎると、喉粘膜の回復が遅れるので、誰かと会った後や、ちょっとイガイガする時に限定するといいかも。 - マスク
- 咳が続くと喉粘膜が荒れるが、マスクをすることで、鼻から喉に空気が直接あたらなくなり、粘膜の治りが早くなった気がする。
例えて言うなら、冷たい空気を吸うと鼻・喉・肺が痛むが、マフラー等で口元を覆うと呼吸が楽になるのと同じ理屈である。空気ってけっこう痛い。 - 生姜とシナモン入りミルク葛湯
- 鼻づまり、喉の痛みに覿面に効いた。身体も温まるので、原因不明の腹下しにも効いた。
食べた後に、残ったトロトロ部分を溶かすために白湯を入れて飲むと、さらなる水分補給になって良い。 - 手洗い
- 外出後、排泄後、料理前のほか、宅配便で荷物を受け取った時や、現金や郵便物を触った後にも必須。
タオルも頻繁に交換せねばならぬので、洗濯が少し大変。よって、お金に余裕があるときにタオルまたは手ぬぐいを購入しておこう。 - 龍角散またはミントの結晶
- うがいする程でもないし、お腹がいっぱいで水分は摂れないが、喉の痛みをなんとかしたい時に服用した。
個人的にはミントの結晶が最強だと思うが、喉の奥に留めてゆっくり溶かすのが難儀なことや、胃に入ってからの刺激が強すぎるので要注意。
2020年5月15日追記。 実はこの記事を最初にアップした後も、だらだらと回復と再感染を繰り返していた。 そして、空咳と軽い倦怠感がたまに発生する程度の回復状況で5月に入り、「ああ、これが所謂 “with コロナ” なのか…」と軽い諦めを覚えた矢先、期せずして食中毒になった。 朝から一日中たいへん酷い状況に陥ったのだが、夜に少しだけ食欲が戻り、翌日の午後には普通食が食べられるようになった。 それと同時に空咳がなくなり、身体がとても軽くなっていることに気づいた。 …恐らく、体内のあらゆる悪いものが強制排出されたのだろう…若干残留していたウイルスまでも…恐るべし食中毒…。 というわけで、かなり荒療治ではあるが、あらゆる方面から体外排出することは有効だと判明した。 今回の現象を勝手に「コロナスッキリ」と名付けたが、もう二度と体験したくない。