更新 2019.9.21 10:42閲覧 43

【節約生活】スベリヒユの食べ方(下処理編) (コメント:2件)

畑の雑草扱いされているスベリヒユには、ω-3脂肪酸という必須脂肪酸が多量に含まれている。 調べてみると、ω-3脂肪酸というものは神経や肉体に良い影響を及ぼすものらしく、世界各国でも食べられているそうだ。 基本的に雑草でありながら栄養価も高いとは、節約生活にもってこいの食材である。 ちなみに、山形では「ひょう」と呼び、スーパーにも並ぶという話だ。山形県民の知性の高さは食生活に由来するのであろう。 さっそく食べてみたところ、ちょっと酸っぱく、若干のぬめりとシャキシャキした歯ざわりが旨く、夏の定番野菜になりそうだ。 蛇足だが、スベリヒユはどこにでも生えているとはいえ、極力綺麗な環境下で採取しよう。
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山形では「ひょう」とも呼ばれるスベリヒユ。 畑のあちこちで、こんな風に繁茂している。
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収穫したスベリヒユは水洗いした後、キッチンバサミで根を切る。 鮮度が落ちると葉が取れてしまうので、収穫当日又は翌日に行うと良い。
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赤い線のあたりでハサミを入れる。
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根を切った後、スベリヒユ本体をキッチンバサミで短く切る。
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若干アクが強いので、重曹または塩を小さじ半分くらい入れて茹でる。 料理によって茹で時間がことなるが、1〜2分程度でOK。 スベリヒユを投入後、再沸騰してから30秒位と考えれば良い。 ちなみに、茎が太いものは時間がかかる。
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茹で上がったら、笊に揚げて水で冷やして絞る。 重曹水で茹でると、茎の赤みが増して食欲をそそる。
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ギュッと絞ったら、好みの味で食べると良い。 スベリヒユはリンゴ酸を含んでおり、さっぱりとした酸味があるので、 酢味噌和えやサラダにすると旨い。 2018年8月23日追記。 独特の酸味はどうもシュウ酸らしい。 コメントでご指摘下さったなおさん、ありがとうございました。

コメント

管理者6年前

>なお様 コメントありがとうございます。 なるほど、茎だけを干すのですね。 それなら太い茎でも美味しく頂けそうです。 「山形ではスベリヒユを干して食べる」という情報はあれど、 どのように干すか分からなかったので助かりました! さっそく挑んでみたいと思います。

なお6年前

ブログ楽しく読ませて頂いております。 スベリヒユの記事面白かったです。 私は宮城県北の在住ですが、スベリヒユは葉をとり、煮こぼしてから茎のみを干してから水戻しで使用します。 高野豆腐や厚揚げなどの煮物です。 シュウ酸が強いと聞いていましたので、茹で干しになります。 コリコリとしておいしいですよ! これからも楽しみにしております。

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