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更新 2019.1.13 18:08閲覧 76063【節約生活】食べられる雑草スイバ・ギシギシのおいしいメニュー
食べられる雑草メニュー第一弾。
スイバ・ギシギシは、外国ではソレルという名でサラダなどに用いられるそうだ。(ちなみに当サイトでは生食しません)
シュウ酸を多く含むので、茹でた後に水でよく晒すことがポイント。
基本的に法蓮草と同じ食べ方ができるので、冬の青物不足解消にもってこいかも。
2019年1月13日追記。
ページの末尾に写真を追加したが、下茹で後のスイバ・ギシギシを麻婆豆腐に加えるとべらぼうに旨いことが判明。ぜひお試しあれ。
スイバ・ギシギシのメニュー開発途中なのだが、おススメ料理が4品できたのでご紹介。
元々が雑草なので、安価で旨いことをモットーにしている。
スイバ・ギシギシ全草。
小松菜や法蓮草のような大きな葉と、牛蒡のような太い根が特徴。
庭や公園、空き地や河川敷でよく見かける。
採取したスイバ・ギシギシは、水でよく洗う。
葉の裏に虫卵が付着していることがあるが、洗い流せば無問題。
水道料金が心配な時は、バケツに貯めた水で洗うと良い。
洗った後、葉と茎を分ける。
これは、茎の方が酸味が強く固いため、加熱&水晒の時間が葉とは異なるからである。
鍋に湯を沸かし、葉を1〜2分ほど茹でる。
塩または重曹があれば、湯の中にティースプーン1杯程度加えるとアク抜きが進む。
ボウルに水を張り、茹でた葉を入れ、数分ほど水に晒す。
法蓮草や小松菜のように、1回晒すだけでも無問題。
手で絞った後、包丁でザクザク切る。
これで葉の下処理完了。
葉を茹でた後の鍋に茎を投入、2〜3分ほど茹でる。
茎の太さによって湯で時間が変わるため、味見しつつタイミングを見計らうと良い。
連続して作業する場合は、ステンレス笊の中に葉や茎を入れ、笊ごと茹でると時間短縮になる。
茹で上がったら水に晒す。
かなり黄色っぽく変色するが、バグではなく仕様です。
ここからは食べ方編。
葉も茎も酸味があるので、お浸しよりは野菜炒めで食べる方が美味しい。
細かく刻んでフライパンで軽く炒め、塩胡椒大蒜で味付ける。
シンプルなスイバ・ギシギシ炒め。
副菜としても良いし、ラーメンのトッピングにしても旨い。
Wikipediaによると、シュウ酸は骨などのカルシウムと結びつき、結石の原因になると考えられているそうだ.
しかし、カルシウムと一緒に食べると腸内でシュウ酸塩になり、体内に吸収されにくくなるらしい。
ということで、ヨーグルト(サワークリーム)と和える。
カルシウムを多く含む胡麻を加えると、香ばしさもアップ。
塩胡椒で味付けしたら、スイバ・ギシギシのヨーグルト白胡麻和えの出来上がり。
ヨーグルトとスイバ・ギシギシの酸味に、白胡麻の香ばしさが絶妙の風味を齎して旨い。
若芽&ナッツ(今回はサンフラワーシード)と酢を加えてサラダにしても良い。
海藻のカルシウムも加わるので、シュウ酸対策も万全である。
乳製品が苦手な場合は、小魚と一緒に砂糖醤油で軽く炒めても旨い。
仕上げに黄粉をまぶすと、魚系と大豆系の2種類の蛋白質の旨みが加わり絶品。
猛烈にご飯が進む。
茹でた後の茎は、軽く炒めると食べやすくなる。
単体で食べても良いし、炒飯の具材として用いても良し。
茎は葉よりも酸っぱいので、茎だけを使う場合はこまめに味見するとイイヨー。
茹でた茎を炒めずに食材として用いた際、最も美味しかったのが、
水で戻した茎ワカメを刻み湯通ししたもの+生大根の千切りと合わせたサラダである。
味付けは塩胡椒に酢と油を適宜加えるだけ。
新メニュー『茎クキサラダ』と名づけたが、クキクキ、コリコリといった食感が素晴らしい。
ナッツや胡麻、ツナや鯖缶、ハムや茹で卵などの蛋白質を加えると豪華な一品になる。
2019年1月13日追記。
茹でて刻んだスイバの葉と茎を麻婆豆腐(の仕上げ)に加えると、甘辛味噌に程よい酸味が加わり非常に旨い。
木綿豆腐はカルシウムを多く含むため、シュウ酸問題も解決して嬉しいメニューである。